自然葬の種類について
皆さんは自然葬をご存知でしょうか。自然葬とは、海や山などの自然に遺灰を納骨することをいいます。自然に還りたいという思いを持つ方も多く、近年人気の葬儀方法となっています。この自然葬には、いくつかの種類がありますのでご紹介いたします。
海洋葬
海洋葬とは、遺骨を海に撒いて見送るというもので、散骨の中でも有名な方法です。海洋葬には、個人(家族)で船を貸し切る「チャーター葬」、複数の家族と一緒に行う「合同散骨」、散骨を委託する「委託散骨」の3つの種類が一般的になっています。最近では、ハワイやグアム、オーストラリアやバリ島などの海外で海洋葬を行う方も増えてきています。
空中葬
空中葬とは、ヘリコプターやセスナ機などを使用して、地上数百~数千メートルの高度から散骨する方法です。業者によって細かく粉骨されるため、地上に舞い落ちる頃には跡形もなくなります。人に害を与える心配もなく安心です。ヘリコプターなら、一定時間ホバリング(停留)して祈りを捧げることもできます。
宇宙葬
宇宙葬とは、遺骨を宇宙空間に散骨する方法です。宇宙葬には、カプセルなどに遺骨や形見を入れてロケットで打ち上げる「ロケット宇宙葬」、バルーンに取りつけて成層圏へ散骨する「バルーン宇宙葬」の2つの方法があります。自然葬の中では価格も高めではありますが、夢の詰まった方法として注目を集めています。
樹木葬
樹木葬とは、墓地霊園の施設で樹木を墓標として埋葬する方法です。墓石ではないため、暗いイメージがなく、花や緑に癒しを得られます。エコや環境保護の観点からも、大いに期待できる新しい埋葬方法です。また、永代供養による利用も可能であり「自然に還る」、「木に生まれ変わる」そのような望みを叶えられる納骨方法になります。
千葉の曹洞宗太嶺山高照寺では、樹木葬を承っております。自然葬をお考えでしたら、どうぞご相談下さい。また、お好きな樹木を選んで植樹して頂くことも可能となっております。個人の樹木葬の他、しだれ桜の共同墓苑もございます。自然葬は、費用を抑えることができる方法でもありますので、お墓のことについてお悩みでしたら是非ご検討下さい。